アカシロ

夜明け前の蟠り

「どうして世界を変えようとしたの?」亜麻色の髪を風になびかせて、シンオウの女帝はアカギに問うた。答えるのも馬鹿らしい質問に、アカギはうんざりして思わず舌を鳴らす。なぜ周りの人間はこのような愚か者ばかりなのか。さっさとこんな世界を変えるべきだ…